prefix="og: http://ogp.me/ns# fb: http://ogp.me/ns/fb# article: http://ogp.me/ns/article#"> 世界5大ジュエラーの作り出す美しすぎるジュエラーウォッチの世界

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【知識】世界5大ジュエラーの生みだす至高の時計

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【知識】世界5大ジュエラーの生みだす至高の時計

こんにちは!Gumiです!
今回は世界5大ジュエラーからの生みだす時計について、
その魅力と代表モデルを紹介していきます!

世界5大ジュエラーについて

まずは皆様、世界5大ジュエラーについてご存知でしょうか?
無論、本ブログの愛読者であるみなさまにとって、こんな問いかけ愚問かもしれません。
しかし、意外と間違えやすい問であることも確かです。

よく間違えられる対象として、Les Grand Cinq-グランサンク-というものがあります。
いわゆる「パリ5大ジュエラー」というやつです。こちらはフランスのヴァンドームを創業の地とするジュエラーで、
素晴らしい品質と由緒正しき伝統を受け継いできたブランドたちになります。
名を連ねるのは

①メレリオ・ディ・メレー
②ショーメ
③モーブッサン
④ブシュロン
⑤ヴァンクリーフ・アンド・アーペル

フランス ヴァンドーム広場にはジュエラー他、多くの高級ブティックが立ち並びます



となります。これらについてはまた改めてご紹介するとして、今回の本題は「世界5大ジュエラー」です。

世界5大ジュエラーといえば皆様御存知こちらのブランドですね?

①ブルガリ
②ティファニー
③カルティエ
④ヴァンクリーフ・アンド・アーペル
⑤ハリー・ウィンストン

ヴァンドームにて創業したヴァンクリーフはグランサンクにもこちらにも入っています!
間違えやすい所以かもしれませんね。

パリのカルティエ本店


ちなみにグランサンクはフランスの高級宝飾協会に認められたジュエラーとなりますが、
実は世界5大ジュエラーに明確な基準はありません。
誰もが知る知名度や世界規模でその価値を認められているブランド力、ダイヤや貴金属のクオリティや加工の技術力などを鑑みた中で、
自然と生まれた格付けになります。

ジュエラーにしか出せない時計の魅力

さて、そんな素晴らしいジュエラーについて、思う存分語るのもまた良しですが、今回のメインはブランド自体の話でも、
そのジュエラーが生みだす宝飾品の話でもありません。

今回私が皆様に提示したいのは、パテック・フィリップでも、ロレックスでも出すことができない、ジュエラーにしか
生みだすことができない美しき腕時計の魅力になります!

普段ダイヤやプラチナなど加工が難しい材質を、数mmにこだわってデザインしているジュエラーが、
高い技術力とデザイン力を持っていることは言うまでもないでしょう。

チャールズ・ティファニー・セッティングのデザイン画

そんな彼らがデザインする時計はまさに宝飾品と言っても過言ではありません。
ハリーウィンストンでは創業者が愛したエメラルドカットをケースに落とし込んだ「HWエメラルド」というモデルが有り、
ジュエラーにしか作ることができない作品の代表となっています。

また、デザインに関して言えば時計単体ではなく、そのジュエラーから出されている同じシリーズのアクセサリーと
組み合わせることもでき、ジュエラーウォッチならではのコーディネートも楽しむことができます。

各ブランドの時計遍歴と代表モデル

さて、長い前置きはここまでにして、いよいよ本日のメインディッシュです。
5大ジュエラーがどのような経歴で時計界に参加してきたか、そして現代でそのジュエラーの代表と
言えるモデルをご紹介していきます!

BVLGARI

1884年にイタリア ローマで創業したブルガリ。
創業者であるソティオ・ブルガリは代々銀細工師を務めてきた家系に生まれました。

ギリシャ建築をデザインベースとした宝飾品類は言うまでもなく世界的に評価されており、
石色を活かしたデザインは老若男女問わず身につけたいアイテムです。

蛇はブルガリを代表するモチーフの一つとして愛されています

そんなブルガリから、2本の代表モデルをご紹介!

Ⅰ アルミニウムウォッチ

1998年に誕生し、瞬く間に爆発的人気を博し、今なおブルガリの代表モデルとして名高いアルミニウムウォッチ
その名の通りケースとベゼルにアルミニウムを使用したメタリックでソリッドなデザインでありながら、
バンドにはラバーバンドを使用。
フォーマルなシーンでもカジュアルな服装にも合わせられる万能な1本となっています。

1998年に登場した初代アルミニウムウォッチ
最新版のアルミニウムウォッチ
より現代らしいスタイリッシュなデザインとなっています

近代の腕時計でよく見られるようなスポーティかつエレガントなデザインを98年の時点で既に
生み出していたのはさすがブルガリですね。

まさにイタリアらしい一本ではないでしょうか?
個人的にはイタリアらしい軽めの生地のスーツにワイドカラーシャツをノーネクタイで
ラフに着ながら合わせたい1本です。

Ⅱ オクト フィニッシモ ウルトラ

2本目に紹介するのは時計好きなら誰もが知っているであろう超有名なモデル オクトフィニッシモウルトラ です。

QRコード内のNFTは購入者だけが知る隠されたアートです

こちらは23年2月現在、世界最薄の機械式時計となっています。
その厚みはなんと1.8mm!ノートよりも薄い時計です。
その優れた技術力は時計会のアカデミー賞 ジュネーブウォッチグランプリでも高く評価されており、
2021年、2022年と2年連続で表彰を受けています。

そんなオクトの10周年記念モデルはなんと文字盤内にQRコードが記されており、
特別なNFTアートにアクセスできるというなんとも現代らしい遊びを取り入れています。

世界で1番を取れるだけの技術力をウォッチメーカーではなく
一ジュエラーが持っていることに驚きを隠せません!

Tiffany & Co.

1837年にアメリカ ニューヨークにてチャールズ・ルイス・ティファニーによって創設された
Tiffany & Co.は5大ジュエラーの中でも特に有名と言っても過言ではないでしょう。

アイコニックなティファニーブルーやティファニーで朝食を(1961)など、知名度が上がらないほうが
おかしいぐらいのマーケティング力があります。

そんなティファニーは1847年には既に時計の生産を始めており、当初は世界一の時計ブランドと名高い
パテック・フィリップと契約し、リテーラーとして時計業界に参戦します。

その後1874年にはジュネーブに自社工場を設立するなど、ウォッチメーカーさながらの力を入れてきています。
(後に工場はパテック・フィリップに売却するも、そこで培った高い技術力が今なお評価されています)

アメリカ軍人の勲章である議会勲章もティファニーのデザインした時計であり、国を代表するジュエラーであり
ウォッチデザインカンパニーでもあります。
(余談ですが、アメリカ合衆国の印をデザインしているのもティファニーです)

アメリカ合衆国印は一つのジュエラーによるデザインなのでした

そんなアメリカ代表ティファニーより、2本の代表モデルをご紹介します。

アトラス

まず1本めにご紹介するのはアトラスというモデル。
こちらNY本店にある大時計がそのまま腕時計として落とし込まれたデザインとなっています。

その大きな特徴は ローマインデックス で有ること、そして
表面に異なる仕上げ(ポリッシュとマットなど)をすることで魅せる二面性 が
あげられます。

シンプルながら立体感のある文字盤が特徴的ですね

ドレスウォッチとして使用するにふさわしいエレガンスさ、シンプルさを持っていながら、
2つの異なる仕上げを施すことでとんでもなく存在感がある時計となっています。

NY本店には象徴的なアトラスウォッチが飾られています

アトラスを身につけるということはそれすなわちティファニーの歴史そのものを
背負うのと同義ではないでしょうか?
個人的にすごく欲しい1本です。

1837

2本目に紹介するのは、ブランドスタートと同じ年号を掲げたフラッグシップモデル 1837 です。

ティファニーブルーってなんでこんなに魅力的なんでしょう?

スクエアタイプのケースが特徴のこちらは、アラビア数字を使ったモデルとなり、
シンプルで気品があるケースの中に、どこか可愛らしい印象がしまわれたようなアイテムです。

個人的な感想ですが、まさにティファニーで朝食をに出てくるオードリー・ヘップバーンそのもののような時計だと考えています。
一見すると知的で大人な外見ですが、その実中身はすごく子供っぽいというか、わがままというか。
そんなチグハグ故に愛おしい作品だと思います。

これ男性はもちろん、女性へのプレゼントとしてぜひ検討していただきたい1本です。
Gumiのおすすめは断然写真にもあるシルバー×ブルーのタイプ!
ティファニーらしさ全開なのが良いんです。

Cartier

お次に紹介しますのはフランスよりCartierになります。
1847年にルイ・フランソワ・カルティエがパリで創業したカルティエは
15カ国で王室御用達の認定をされており、
宝石商の王であるがゆえに、王の宝石商」と評されるほど世界的に見てもトップのジュエラーです。

また、これまで紹介してきたジュエラーとは時計界への関わり方が一線を画します。
カルティエは時計界のパイオニアとも言えるブランドで、
1888年には世界で初めて現代のようなケースとバンドを組み合わせた腕時計を作り上げました。
また、1904年には世界初のメンズ用腕時計を作成。
それまで懐中時計しかなかった携帯用時計界隈に一石を投じたジュエラーなのです。

そんなカルティエより代表モデルを3本紹介します。

サントス

先程述べたようにカルティエは1904年,世界で初めてとなるメンズ用腕時計を作成しました。
それこそがこの サントス というモデルになります。

最新モデルのサントス
黒文字盤が美しいです

カルティエの3代目であるルイ・カルティエの友人であった飛行冒険家のアルベルト・サントス・デュモンが
飛行機の操縦中に懐中時計での時間の確認が困難であることを相談したことから生まれたこのモデルは
ベゼルやバンド(金属製のものに限る)にあしらわれたビスのようなデザインとスクエア型のケースが
大きな特徴で、特にビスのデザインはカルティエの展開するアクセサリー類にも同様のデザインが踏襲されています。

アルベルト・サントス・デュモン
初代サントスはブレゲ針が採用されています

ちなみにこのビスのデザインは飛行機のパーツを繋ぐビスから着想を得ているようで、まさに
飛行機乗りのための時計です。
下手な機能がついたパイロットウォッチよりもこちらのほうが説得力がありそうな気すらしてきますね。

大きめでケースだけ見るとスポーティにも見えますが、
そこはさすがカルティエ。文字盤やバンドなどのデザインによって
ドレスウォッチさながらのエレガンスが感じられますね!

タンク

お次に紹介するのは1919年に生まれた名作中の名作 タンク です。
タンクとは文字通り戦車のことで、第1次世界対戦を終戦に導いた、
ある種平和の象徴ともとも捉えられる戦車であるルノーFT-17がデザインモチーフとなった作品です。

タンクを愛した芸術家は非常に多いですね

戦車を上から見た形状がそのままケースに踏襲されており、風防ガラスとベルトの幅が同じ
世界初の時計となります。

この タンク の特徴はなんと言ってもその美しさでしょう。
先に紹介したサントスも同じスクエア型のケースでしたが、こちらはより
コンパクトに、直線の美しさを全面に出したデザインです。

モチーフとなった ルノー FT-17
1917年に登場したタンク

ドレスウォッチとして使用するにふさわしい美しさで、
イブ・サンローランやアンディ・ウォーホル、エディ・スリマンなど
時代を問わず様々な芸術家から愛されてきた作品となっています。

余談ですがタンクは僕が個人的に最も欲しい時計です。
サンローラン愛者はみんな欲しいのでは?とすら思っちゃいます。

ロトンド ドゥ カルティエ アストロ ミステリアス

3本目に紹介するのはカルティエの時計技術の高さを象徴する作品 ロトンド ドゥ カルティエ アストロ ミステリアス です。

時計界に絶大なる影響を与えてきたカルティエは、2001年にカルティエマニュファクチュール(自社工場)を設立しており、
ケースから中の機械まで一貫して自社生産をしています。

ケースのデザインからムーブメントまですべてを自社にて製造している
”マニュファクチュール”となっています
美しすぎるとしか言い表せないミステリークロック

そんなカルティエがうちだすミステリークロック(針やムーブメントが宙に浮いているかのようなデザインの時計)は
今後も時計界を牽引していく未来を象徴する作品になります。

特にロトンド ドゥ カルティエ アストロ ミステリアスは世界限定100本の希少価値の高い時計にはなりますが。
技術力だけでなくデザイン性も非常に優れた時計となっています。

これより美しいムーブメントを正直見たことがありません。
圧倒的なデザインセンスがカルティエの一番の特徴ですね。

Van Cleef & Arpels

1906年にダイヤモンド職人のアルフレッド・ヴァン・クリーフと
宝石商の娘であるエステル・アーペルの結婚をきっかけにパリにて
設立されたジュエラーであるヴァンクリーフ・アンド・アーペル

モナコ王室の御用達となっているジュエラーで、先述の通り
世界5大ジュエラーで唯一グランサンクにも名を連ねているジュエラーになります。

ブランドのテーマは 愛・美・夢 であり、アイコニックなモチーフとしては
四葉のクローバーがあります。

四葉モチーフはアルハンブラというコレクションで愛されています

時計界への参入は1910年と早くから時計に注力してきたジュエラーとなります。
そんなヴァンクリーフの時計の特徴は ポエティックコンプリケーション と精巧なムーブメントです。

ポエティックコンプリケーションとは、ヴァンクリーフを代表する時計のデザインであり、
ただ時間を確認するための道具ではなく、1つのストーリーが進む劇場のように仕立て上げた時計となります。
言葉だと分かりづらいと思うので、後述する代表モデルを御覧ください!

そして精巧なムーブメントについて、ヴァンクリーフは自社にてムーブメントを制作するマニュファクチュールでは
ありませんが、ピアジェやジャガールクルトなど超一流のマニュファクチュールのムーブメントを使用しています。

ミッドナイト ポン デ ザムルー ウォッチ

先述したヴァンクリーフを代表する ポエティックコンプリケーション という哲学に基づいてデザインされた
作品の一つである ミッドナイト ポン デ ザムルー ウォッチ は月明かりの下、パリの橋の上で恋人たちが歩み寄り、口づけを交わす
愛のストーリーがモチーフの時計となっております。

パリの男女物語を表した劇場型ウォッチ
裏面も美しいですね

時間の確認ではなく、恋人たちの行く末が気になってついつい時計に目が行ってしまいそうな作品ですよね。

ロマンチスト必見な本作品!
時計という枠組みを超え、芸術品としての評価が高い一本です!

ミッドナイト プラネタリウム ウォッチ

果たして時計なのか?と思わず口にしてしまうほど幻想的な文字盤には、実際の惑星の動きとリンクした星々が巡る
ミッドナイト プラネタリウム ウォッチ

本当に時計なのか?と思ってしまうのはあるあるです
美しすぎる文字盤は、いつまででも眺めていられますね

時刻は外周に流れる流れ星が教えてくれるこの時計は、まさに我々が生きる宇宙そのものがダイナミックなアートでもあることを
感じさせてくれる作品となっています。

実際に盤面の星々がどう動くのか、気になる方はぜひブティックまで!

HARRY WINSTON

1932年にアメリカ ニューヨーク州で誕生したハリーウィンストン。
ブランド名の由来はそのまま創業者であるハリーウィンストンの名となっています。

そんなハリーウィンストンは「キング・オブ・ダイヤモンド」という異名を持っており、
クラスターとよばれるダイヤのセッティング方法(異なるカットのダイヤを極細のプラチナワイヤーで設置する技法)を
確率した、まさにダイヤモンドのプロフェッショナルとなっています。

クラスターは繊細で美しい技術です

時計界への参入は1989年となっており、当時からレトログラード式(複雑機構の1つであり、円運動ではなく扇形の運動を行う)を
積極的に採用し、今ではハリーウィンストンのアイコニックな機構として認められています。

様々なデザインの作品を取り揃えていますが、それぞれには本店の設えをモチーフとして3つのアーチという
共通のデザインコートが使用されています。

また、先述したレトログラード式を始め、複雑機構への思いが他のジュエラーに比べても強く、
アイコニックなモデルであるイストワール・ドゥ・トゥールビヨン9は
極めて珍しい3軸のトゥールビヨン+レトログラード式を採用した作品で、
時計界全体を見渡してもかなり上位に位置する技術力を持っています。

高すぎる技術力を惜しみなく搭載したモデルです

HWエメラルド

創業者であるハリーウィンストンが愛してやまなかったエメラルドカットをケースに落とし込んだ
まさにジュエラーならではの一本です。

エメラルドカットはハリーウィンストンが持つ技術の集大成です
ハリーウィンストンのエメラルドはダイヤモンドと並び高く評価されています

名前の頭に創業者の頭文字を入れていることからも、ハリーウィンストンというブランドを代表するモデルであることがわかります。
スクエア型の時計は数多くありますが、エメラルドカットを採用しているのはハリーウィンストンだけでなはいでしょうか?
ドレスウォッチをお探しの方で、すこし他の人とは違ったアイテムをお探しの方、ぜひ一度実物を御覧ください。

ジュエラーウォッチの中でも一際”らしさ”を備えた一本だと思います!

HWオーシャン

ジュエラーウォッチながらディティールはスポーティな1本であるHWオーシャン
ここ数年で一大ブームとなっているラグスポ系の時計でありながら、
トップレベルのエレガンスを演出する作品でもあります。

ラグスポの中でもとりわけエレガンスを感じる一本

なんと言ってもジュエラーらしさ全開のダイヤモンドやクリスタルをふんだんに使った
デザインは、ハリーウィンストンにしか出せないデザインであることは間違いないでしょう。

上記のエメラルドもそうですが、ハリーウィンストンの時計は
他のブランドで出ているデザインとは一線を画するものが多い印象です!

本日の格言

時計の針は戻すことはできないが、 自らの手で進めることはできる。

碇ゲンドウ

終わりに

今回は時計の中でもジュエラーの制作するアイテムに焦点を絞ってご紹介してみました!
時計ブランドとはまた違った魅力が感じられたのではないでしょうか?
本記事から時計に興味持たれた方、ぜひ購入された際には私のインスタグラムまで
自慢しに来てください!

それでは!

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